歯の根元が欠けたようにくびれていて、そこから冷たいものがしみる、歯ブラシを当てる時に痛い、ということはありませんか?
もしそうなら、それは「くさび状欠損」かもしれません。
くさび状欠損は中年以降の人に現れることの多い状態で、その状態を放置してしまうと、いずれ悪化したり、他の望ましくない状況を招いたりする恐れがあります。
今回はくさび状欠損とは何なのか?またその原因、そして悪化させないためにはどのような対処をしたらいいか、ということについて解説していきます。
くさび状欠損とは?

くさび状欠損とは、歯の根元がくさび状に欠けたような状態になっているもので、多くの場合、複数の歯に現れます。
欠けている部分の大きさは人によっても異なり、欠けている部分が大きいほど、冷たい物による刺激や、歯ブラシの際の刺激によって痛みを感じやすい傾向があります。
くさび状欠損は、放置していると不快症状が続くだけでなく、欠けた部分に汚れが蓄積し、いずれむし歯を作ってしまうこともよくあります。
くさび状欠損を作る3つの原因
くさび状欠損ができる原因としては、主に次のようなものが関係していると言われています。
1.噛み合わせの力が強くかかっている
日常的に歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯の根元に噛む力が集中し、ヒビが入ってそこから欠けてしまうことがあることが分かっています。
2.ブラッシング圧が強すぎる
歯みがきの際に力を入れてゴシゴシ擦っている、硬い歯ブラシを使用している、歯磨き粉をたくさんつけて磨いている、ということが長期間続いている場合、歯の表面が徐々に削られることで凹みができると言われています。
3.歯が酸によって溶かされている
酸性食品(酢、柑橘類、炭酸飲料、スポーツドリンク、ワインなど)をよく口にする人の場合、歯が酸によって溶かされやすくなり、そこを歯ブラシで擦ったりすることで歯が削れやすくなります。
また、逆流性食道炎や、過食嘔吐のある人の場合も、胃酸によって歯が溶かされやすくなりますので、同様のことが起こりやすくなります。
くさび状欠損への対処法
くさび状欠損があるのに対策をせず、放置をしていると、欠損部がさらに大きくなる、欠けた部分に汚れが溜まることでむし歯ができる、ということが起こる恐れがあります。
そのため、くさび状欠損がある場合には、次のような対策をとってみることをおすすめします。
歯に過剰な力をかけないようにする
日中に食いしばりの癖がある人は、歯によくありませんので意識してやめるようにしましょう。
眠っている間の歯ぎしりの場合には、自分でコントロールが不可能ですので、就寝中に歯に装着するマウスピースを歯科で作ってもらい(保険適用あり)、過剰な力から歯を守るようにしましょう。
歯磨きの仕方を見直す
歯は硬いといっても、毎日の歯磨きで歯にダメージを与えるような方法で行っていては削れてしまいます。
歯磨きは
・優しい力で
・硬い歯ブラシは避け
・歯磨き粉をつけすぎず
ということを意識して行うようにしましょう。
もし適切な磨き方が分からない場合には、歯科医院でブラッシング指導を受けるのがおすすめです。
酸性の食品を摂り過ぎない
酸っぱいものは健康にとっては良いと言われていますが、歯は酸っぱいものによって溶けやすいので、酸っぱいものはあまり食べすぎないようにしましょう。
くさび状欠損ができている場合、どう治療する?
くさび状欠損ができている場合、程度や症状によっても対処は異なりますが、凹みが深くなっているケースでは、その部分からむし歯になるリスクを減らすために歯科用プラスチックで埋める場合があります。
凹んでいる部分が知覚過敏を起こしている場合にも、同様に歯科用プラスチックを埋めることでほとんどの場合は症状が改善されます。
もし治療をせず様子を見たい、という場合には、汚れの溜まりやすい凹み部分を意識して磨くようにし(あくまでも優しく)、定期的にむし歯がないかどうかのチェックを受けるようにしましょう。
無料相談会では、簡単な検査の後、現状の噛み合わせや歯並びを知ることができます。


