口の中の状態は全身の健康状態を反映する、というのを聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。
たとえば、東洋医学では舌の状態を見て体の健康状態の目安にすることがあるように、病気のサインが口内に現れることは少なくありません。
今回は、お口の中に出るサインと全身の病気の関係についていくつかご紹介していきます。
お口の中に出るサインと全身の病気の関係

歯茎の腫れ・出血
歯茎の腫れや出血といった症状は、歯周病が原因であることが多いですが、歯磨きをしているのにもかかわらず歯茎が炎症を起こして腫れている、出血が止まらない、といったことがある場合、全身的な病気が関係していることがあります。
たとえば、糖尿病でコントロールがされていない人の場合、歯周病が重症化しやすく、どんなに歯磨きをしても治療をしても歯周病が悪化する、といったことが起こりやすくなります。
歯茎の出血がだらだらと続く場合、白血病などの血液の病気が原因である場合もあります。
口内炎
口内炎は疲れている時など、誰にでも起こりうるものですが、頻繁に繰り返す、口内炎が2週間以上経っても治らない、広範囲にできる、多発する、といった場合には単なる口内炎ではない可能性があります。
このような普通ではない口内炎の場合、免疫が低下する病気、胃腸の病気、栄養不足といったことが根本にある可能性があります。
舌の状態
舌の状態は自分でも簡単に見ることができ、体の状態を知るのに分かりやすい部分です。
たとえば、舌苔(舌の上の苔のような付着物)が分厚く付着している、色がおかしい、舌が異常に赤い、ひび割れがある、といった場合、胃腸の不調や栄養不足、免疫低下、感染症などが関係している可能性があります。
口臭
口臭の多くは歯の汚れや歯周病、むし歯などが関係していますが、口の中以外の原因からくることもあります。
たとえば、副鼻腔炎、胃腸の病気や不調、便秘、糖尿病、腎臓病、肝臓病といったこと特有の匂いを放ち、口臭となって外に出ることがあります。
定期検診で病気の早期発見につながることも
歯科の定期検診やメンテナンスは、歯の健康を守るためにとても大切なものですが、口内の健康状態を歯科医師が定期的に確認することで、自分では気づきにくい体の異変や病気の兆候が見つかる場合があります。
つまり、歯科の定期メンテナンスは、歯の健康だけでなく、全身の健康を守ることにもつながっていくのです。
歯も全身も、早期発見・早期治療が大事なことは言うまでもありません。
ぜひ、これまで「歯が痛くなってから歯医者に行く」ということを実行していた方も、「健康を守るために歯医者に行く」という感じで歯科医院を活用してみてはいかがでしょうか。


