歯の色が気になる、白くする方法はどれがいい？

いつの間にか白さが失われてしまった歯・・歯の色は見た目の印象を大きく左右します。歯の色が白いと5歳若返って見える、などと言われることもあるように、歯が白いことはそれだけで大きなメリットがあると言えます。

一概に歯を白くすると言っても、さまざまな方法があります。今回は歯科で歯を白くする方法についてご紹介します。

歯医者で歯を白くする方法

◆歯のクリーニング（PMTC）

PMTCとは、歯科で行う徹底的な歯のクリーニングのことです。ただし、単なる歯石取りとは違い、細かい部分まで磨ける特殊な器具や機械、ペーストなどを用いて、普段の歯磨きでは取りきれない頑固な汚れや細かい部分に入り組んだ汚れまで、徹底的にきれいに磨き上げることができます。

元々は虫歯予防、歯周病予防の目的のクリーニングですが、歯の着色もきれいに落ちるので、本来の歯の白さがよみがえります。

◆エアフロー

こちらも歯のクリーニングの一種ですが、タバコのヤニによる着色など、頑固な歯の着色の除去目的で行われます。細かいパウダーを歯に吹き付けることにより、効果的に着色を取り除くことができます。

◆ホワイトニング

天然歯そのものの色を白くしていくことができる方法です。専用の薬剤を歯に塗布して、着色の原因となっている有機物を分解することで歯が白くなっていきます。歯科医院で行うホワイトニング、ご家庭で行うホワイトニングがあります。ただし、神経を抜いてしまっている歯の変色には効果がありません。

◆ラミネートベニア

歯の表面にセラミックのベニア（薄い板状のもの）を付け爪のように貼り付ける方法です。ホワイトニングでは白くしきれない歯の場合におすすめの方法です。方法としては、歯の表面をほんの少しだけ削り、その上にセラミックのベニアを貼り付けます。

◆セラミッククラウン

歯の形、位置のちょっとしたズレも修正したい時、歯の崩壊の程度が大きい場合、差し歯が黄ばんでいる場合などでは、セラミックのクラウンを被せる方法がおすすめです。

セラミックは非常に傷がつきにくいため、変色が起こりにくく、年月が経っても変色することがほとんどありません。また、同時にプラークも溜まりにくいので、歯茎に炎症を起こしにくいのも大きなメリットです。

このように、歯を白くする方法にはいくつかあります。患者様の歯の状態により、相応しい方法が違ってきますので、歯を白くしたい方は一度お気軽にご相談ください。