虫歯は放置するほど治療費が高くなる？
虫歯を放置している人はいませんか？もしくは長年歯医者に行っていなくて虫歯があるかどうか、わからない、という人はいませんか？
もし虫歯がある場合、痛くならないうちに早めに治療した方がいい、というのは皆さんもご存知のことだと思いますが、そのほかにも、虫歯というのは放置するほど治療費が高くなってしまうという問題もあるのです。
虫歯は初期の段階では症状を出さないので気付きにくい
虫歯というのは、初期の段階では無症状で、進行するにつれて徐々にしみるという症状を起こして、ようやく「虫歯かな？」と気付き始めます。しかし、このしみるという症状を感じる段階というのは、実は結構虫歯が進んでしまっている段階です。
そのため、症状を基準にして虫歯があるかどうかを判断していると、虫歯の発見がかなり遅れてしまうことになります。では、どうやって虫歯を早く見つけられるのか、それは歯医者に定期的に通ってこまめに検診を受けるしかありません。
虫歯が進行するほど治療費が高くなる理由
◆初期の虫歯の場合
虫歯がごく初期の状態で見つかる場合、丁寧なブラッシングをするだけで治ってしまう場合もあります。このような場合には、定期的な経過観察にかかる費用だけで済みます。
◆本格的な虫歯になった場合
虫歯がそれ以上進んでくると、虫歯を削って詰める治療が必要になります。その際は、詰め物の種類によって治療費が変わりますが、保険内のリーズナブルなものとしては、コンポジットレジンや銀歯、保険がきかないものだとセラミックで一気に治療費がアップします。
◆神経に達する虫歯の場合
虫歯が重度にまで進行すると、神経がダメージを受けてしまいます。そのため、ただ虫歯を削って詰めるという治療ではだめで、歯の中の神経を取り除く治療というものが必要となり、さらに回数もかかりますのでその分治療費がかかります。またさらに、そこから詰め物や被せ物にかかる費用がかかります。
◆抜歯になった場合
そして虫歯がひどすぎて抜かなければならない、ということになると、抜歯にかかる費用、そしてその後に歯を補う治療で高い費用がかかってしまいます。特に、自然の歯の使い心地に最も近いインプラントの場合だと、保険適用もありませんので治療費は大きく跳ね上がります。また、ブリッジや入れ歯にする場合でも、より良い治療を求める場合、自費だと治療費は高額となります。
このように、虫歯がひどくなるにつれて治療する内容が増え、治療にかかる材料費、技術費も高くなってしまいます。何より、一度悪くなってしまった歯は元には戻りませんので、できるだけ定期検診を受け、こまめに歯の状態をチェックされることをおすすめします。
