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歯科コラム

子供の口が臭い!何が原因?対策は?

起床時やお口が乾いている時など、誰でも口臭が強くなる時というのはあります。それはお子さんに関しても同様で、たまに匂う場合というのは誰でもありますが、口臭の程度がひどい場合、長期間続いている場合、というのは、なんらかの問題が起こっている可能性があります。

今回は、お子さんの口臭の原因、そしてその対策についてご紹介していきます。

お子さんの口臭の主な原因、対策

1.歯磨き不足

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歯ブラシが隅々まで届いていないと、磨き残しの部分には細菌が繁殖し、臭いの原因となります。特に、小学校に入り、乳歯から永久歯への生え替わりが始まると、歯の高さがでこぼこになり、隅々まで磨くことが難しくなってきますので、お子さん1人で歯磨きをしている場合、どうしても磨き残しが出てきてしまい、口臭が起こりがちです。

◆対策
小学生になると、お子さんに歯磨きを任せている、という場合も多いですが、ある程度大きくなるまでは歯磨きを隅々まで行う、というのは難しいものです。そのため、できれば10歳までは保護者の方が1日1回でも仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。また、生え替わりの状態、歯の健康状態のチェックのためにも定期的に歯科に通うようにしましょう。

2.虫歯

虫歯で穴が空いていると、その部分に食べかすが溜まって腐敗したり、細菌が繁殖したりして匂いの原因になることがあります。これは虫歯の程度がひどいほど口臭もひどくなりやすくなります。

◆対策
お子さんは虫歯リスクが高く、虫歯ができるとあっという間に進んでしまうことも少なくありません。そのため、気づかないうちに大きな虫歯ができていることがあります。そのようなことを避けるためには、定期的に歯科を受診し、虫歯予防処置を受けること、そして早期発見、早期治療を心がけることが大事です。

3.口呼吸

鼻が詰まっている、もしくは癖で口呼吸になっているお子さんというのは意外に多いものです。口呼吸をしていると、口の中の唾液が乾いてしまい、自浄作用が落ちてしまうため、お口の中に細菌が繁殖しやすくなって口臭が起こりやすくなります。

◆対策
鼻炎がある場合には、まずはそちらへの対処が必要なので、耳鼻科に相談しましょう。癖でそうなっている場合には、鼻呼吸を意識して行わせることが大事です。口呼吸が続くことで歯並びや顎の骨の成長にも影響が及ぶため、注意が必要です。

4.扁桃腺の問題

例えば、風邪で喉が腫れたり、扁桃腺炎を起こしたりすると、その部分に細菌が増殖して強い匂いを放つことがあります。また、扁桃腺のひだの部分に膿栓というカスが溜まっている場合にも強い口臭が続くことがあります。

◆対策
風邪や扁桃腺の場合は、治れば口臭は改善しますので、しっかりと休むようにしましょう。膿栓の場合には、くしゃみや咳などの拍子に排出されれば匂いもなくなります。

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