子供の歯茎が腫れている・・原因と対処法
お子さんの歯茎が腫れるのはよくあることですが、原因としてはいくつか考えられ、その原因によって対処法が違ってきます。
今回は子供の歯茎が腫れる原因と対処法についてご紹介します。
子供の歯茎が腫れる原因と対処法
1.歯がきちんと磨けていない
最も多いのは、歯と歯茎の間の部分の磨き残しにより歯茎が炎症を起こしてしまうものです。
この部分は意識をして磨かないと磨き残しが出がちなので、お子さんが上手に歯磨きできるようになるまでは、親御さんがすみずみまで仕上げ磨きをしてあげるということが大事です。
2.新しい歯が生えてくる
新しく歯が生えてくる際には、歯茎が炎症を起こすことがよくあります。生えかけの歯は特に磨き残しが出やすいため、こちらもよくお口の中を観察して、意識して歯ブラシを当てるようにしましょう。
3.歯根に膿が溜まっている
神経が死んでしまった歯、もしくは神経を取った歯、そして生え替わりが近づいて歯根が吸収されてしまった乳歯の歯根部分に膿がたまることがあります。このような場合には、状況に応じて根の治療をする、もしくは抜歯の必要性があります。
4.食べ物が詰まっている
歯と歯の間に虫歯ができて穴があき、その部分に食べかすが詰まって歯茎が腫れることがあります。このような場合には、早めに虫歯の治療が必要です。
5.口呼吸
お口を普段ぽかんと開けているお子さんというのは、口で呼吸をしていることがあり、そのような場合、歯茎が乾燥して炎症を起こして赤く腫れやすくなります。このような場合には、口呼吸の原因を突き止め、鼻呼吸に戻す必要があります。
6.糖分のとりすぎ
歯磨きができていても、甘いもの、糖質を含むものを頻繁に食べているような場合、歯茎が炎症を起こしやすくなります。糖質を含むものを食べる場合には、ダラダラと食べるのではなく、時間を決めて食べさせるようにしましょう。
7.口内炎
口内炎が歯茎にできる場合にも歯茎が赤く腫れ、強い痛みを伴います。口内炎は通常、自然に治りますが、痛みが強くて辛い場合には、歯科で薬を出してもらうか、レーザー治療で早期に改善が可能です。
以上のように、お子さんの歯茎が腫れる原因というのは様々です。お子さんの歯茎の腫れは、放っておくと永久歯の質や色、歯並び、ひいては骨格にまで影響が及ぶ場合もありますので、なかなか改善しない歯茎の腫れがある場合には、歯科で早めに相談されることをおすすめします。